
あなたは寝言を言うと指摘されたことはないか?
私の元同僚で、ハッキリと寝言を言う人がいたんだ。
よくこんなにしゃべるもんだなぁーと思っていたよ。
ゆくゆく調べてみると、寝言は放っておくと大事件に発展する恐れがあるのを知っていたかい?
今回は、寝言の危険性についてご紹介しよう。
寝言の種類は2つ
寝言は生理的な寝言「レム睡眠時」に出るものと、病的な寝言「ノンレム睡眠時」に出るものの2つに分けられる。
通常、浅い眠りのレム睡眠時に出ることがほとんどであり、それは大きな問題はない。
一方ノンレム睡眠時の寝言には、ストレスが深く関わっている可能性がある。
怒鳴ったり、叫んだり、うめき声を上げるなどの症状が出た場合には注意が必用だ。
2つの寝言のパターンを比べてみよう。
- 眠りが浅いときに出やすい
- 夢の内容と関係する寝言が多い
- おかしな寝言が多い
■ノンレム睡眠時(脳も身体も休息している状態)
- 眠りが深いときに出やすい
- 日常生活でストレスとなっている事に関する寝言が多い
- 怒りや悲しみなど負の感情が寝言に現れやすい
このようにレム睡眠時とノンレム睡眠時では後者の方が深刻そうに感じるな。
そもそも寝言はなぜ起きるのか
寝言の原因としては完全に解明されていないが、寝言は子供の頃によく起こるそうだ。
ただし、大人になるにつれて減っていき、大体25歳くらいになるとなくなるそうだ。※個人差があります。
寝言自体、レム睡眠時に身体は寝ているのに対し、脳の言語中枢が起きていることで起こるんだ。
だが、大人になってからの寝言は少々注意が必要だぞ。
なぜかというと、脳が眠れていないのは何か考え事があるからで、心配事や悩みなどの問題がある場合が多いからだ。
それらがストレスとなって考え事が夢にまで出てくると、ついつい自分の思いを伝えるために寝言を発してしまうという仕組みだ。
大人の寝言はストレス解消することで和らげることができるといわれている。
さらに、あまりにもひどい寝言であれば、RBD(レム睡眠行動障害)の可能性もあるんだ。
RBDRBD(レム睡眠行動障害)とは
RBDは、ノンレム睡眠時に起こるのではなく、はっきりと夢を見ているために、レム睡眠時に起きるとされている。
お伝えしたように、レム睡眠時は、脳は起きているが、身体は寝ている状態だ。
逆にノンレム睡眠は脳は寝ているが、身体が起きている状態のことをいう。
なので、RBDだと逆に体が動いてしまうんだ。
これにより、夢の中で負の感情を叫んでいるはずが、実際に寝言として叫んでしまったり、起き上がって徘徊してしまこともあるらしい。
RBDRBD(レム睡眠行動障害)による事件
レム睡眠行動障害は脳が起きていて身体も動くということ。
さらには日々のストレスなどで負の感情を抱いてしまう。
眠りながら夢で見ている光景と同じ動きを現実でもしてしまうために、叫んだり、動き回るということもあるのでとても危険だ。
実際に、海外ではこのレム睡眠行動障害により、隣で寝ている奥さんにプロレス技をかけて殺してしまったという事例もあるほどなんだ。
かなり危険だよな。
改善方法
もし、一人暮らしで自分が寝言を言ってるか分からないという人は、スマホアプリがおすすめだ。
なぜなら、あなたが寝ている間の音をひろって、録音しておいてくれるからな。
ちなみに、私は歯ぎしりをするので、このアプリで録音したところ、恐ろしいことになっていた。
ギイィィィィギィィィ~ととんでもない音を毎晩鳴り響かせていたよ。
あれじゃ私と夜を共にした女性は逃げていっちまうな。
もし、自分が寝言を言っていることに気付いたならば、まずはストレスを溜めない生活を心がけてみるといい。
自分なりのストレス発散方法を見つけることが大切だ。
もし、あなたがすでにRBDの可能性があるのなら、専門医に受診するのが得策だぞ。
まとめ
寝言にも危険性があって、殺人事件などもあったなんて驚きだな。
もし、他人と寝る機会があるならば、起きたときに「私寝言とか言ってなかった?」などと一言聞くといいかもしれない。
意外にこの人寝言言うんだ…と思っても起きたら忘れてしまう可能性があるからな。
こういう問題は、あまり自分から言ってくれないものだから、自分からどんどん聞いていこう。