
…いびきで妻にキレられた。
そんな経験をしたことはないかい?
確かにいびきが大きい人と寝ると、自分はいびきのうるささで眠れないのに相手は轟音をあげながら寝ている…。
朝は早起きして旦那と子供のお弁当作りがあるのに…
そんな思いから怒りがこみ上げてくるのも仕方ないことかもしれないな。
「働いて疲れている夫にここまで言わなくても良くないですか?」と
思うのも分かるが、あなたが仕事で頑張ってる分、奥さんは子育てや家事で頑張っているんだ。
双方が静かにゆっくりと眠れるのがいちばんの理想だよな?
この記事を、いびき改善のための参考にしてほしい。
いびきの原因
NAVERまとめより参照
うるさいいびきでも少しのいびきでも原因となるのはひとつだ。
いびきのメカニズムは「空気の通り道が狭くなること」によるもの。
空気の通り道である上気道が狭くなることにより、通る空気が空気抵抗を受けて大きくなる。
それにより、粘膜を振動させることで音を放つんだ。
振動の音が「いびき」というわけだな。
ちなみにこれは管楽器などでも同じ仕組みなんだ。
いびきには3種類ある
いびきは軽い症状のものから注意が必用なものまで3種類に分けられるぞ。
- 単純性いびき
- 上気道抵抗症候群
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
単純性いびき
単純性いびきは、お酒を飲んだ日や、疲れている日、また鼻づまりなどのときに一時的にかくものをいう。
単純性いびきは誰にでもみられるもので問題ではない。
上気道抵抗症候群
上気道抵抗症候群は、習慣性いびきでもあり、寝るときはほぼ毎日いびきをかくそうだ。
そして、上気道抵抗症候群は日中に悪影響を及ぼしてしまう。
寝ているときに空気の通りが狭くなっていびきをかく訳だから十分な酸素を供給できない。
それにより起床後のスッキリ感が得られず、仕事中に眠気を感じたり身体がダルく感じたりすることがあるんだ。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠時に何度も無呼吸状態になることをいう。
睡眠時に体が低酸素状態になるので、睡眠の妨げにもなり、上気道抵抗症候群と同様に日中に強い眠気を感じることがある。
無呼吸状態が何秒も続くわけだから命の危険性も考えられるんだ。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は危険?
先に挙げた睡眠時無呼吸症候群(SAS)の危険性はお分かり頂けたと思うが、もっと怖いのはSASの合併症だ。
睡眠時に低酸素状態となり血液中の酸素不足と二酸化酸素の増加によって、血管が拡張されるので頭痛を引き起こすなどで心臓への負担も大きくなるぞ。
これらにより考えられるのは狭心症や不整脈からの突然死に繋がる可能性があるということ。
また睡眠時に無呼吸状態だと、身体が何とか酸素をなんとか取り入れようとする。
息を止めて苦しくなったときにプハッ!ゼェーゼェー言うアレだな。
当然そういった状態では深い睡眠は得られないので、脳が覚醒したままとなる。
脳が覚醒したままということは、交感神経がずっと働いているということになるので、交感神経の興奮状態は血圧を高くしてしまう。
さらに、交感神経がずっと働いていれば休むことがないので、やがてバランスが崩れてしまうだろう。
そうなると「インスリン抵抗性」なるものが現れる。
インスリン抵抗性とは、血糖値が下がりにくくなるものだ。
これは、糖尿病や脂質異常症などの病気の原因になり、悪化すると動脈硬化から心疾患や脳梗塞に及ぶ可能性もあるんだ。
この危険性、読んでいるだけで恐ろしいことだな。
まとめ
いびきによっては大きな病気に繋がってしまうものもある。
もし一人暮らしでもしっかりと自分のいびきを確認しておこう。
呼吸が止まっている時間がないか、チェックすることは、とても大事だ。
2、3回チェックすれば自分でも安心できるだろう。
いびきを治せば、妻にも子供にも、または恋人や同居人にも煙たがられずにすむんだ。
互いに安眠できる環境を手に入れるために、チェックをすることくらい安いものだろう。